cript> お金の教室

お金の教室

お金の教室 二十歳の君に贈る「マネー運用論」を読んだ感想。

今まで意識したことのなかった、聞いたこともなかった、お金関係の知識を少しでも得られたらと思い、この本を選んだ。お金の使い方、資産運用というか、そんな感じのこと。

著者のアドバイス

「損をしてほしくない」という著者の思い。読者、特に若い人が、上手い話しにだまされないように、所々でアドバイス・警告してくれてる。金融機関のカモにされないように。

投資や資産運用に関する本を、同時期に数冊まとめて読んだ中で、「そんなに甘くないぞ」ってことを、この本が一番教えてくれてる気がした。

面白かったポイント

自分という「人的資本」にどんどん投資して、結果的に今より稼げるように可能性があるって例はなんか好き。(自分はついつい都合よく解釈して、本を買い漁る理由にしてしまいそう。本を読むことだけが学び・経験ではないとわかってるつもりだけど。)

第6講から株式投資の話が始まる。PERを尺度に株価を判断(p.92の先輩A)。その際の具体的な考え方、比較の仕方。

先輩B「あくまで原則としてはありな判断の仕方だけど、そう甘くない」的な補足をした上で、更にコツを教えてくれる。

第13講、架空の家族の話で、父親が退職金の運用を銀行に勧められていて、そこでの注意点も面白かった。セールスしてきた銀行員に質問するとしたらどんなことを改めて聞けばいいのかなど(この話においては、悪条件だからやめておくべきって結論だった)。

家・住宅を買うかどうかの判断基準、計算の仕方も参考になるかな。その計算をする必要は当分無さそうだけど…。

リスクとリターン

リスクとリターンの意識、計算の手順が、たびたび登場する。

第9講の運用リスクの取り方の話で、標準偏差とかって話が出てきてしんどくなったので、そこらへんは軽く読み飛ばしてしまった。また今度読み返そう…。

読みやすかった

読み飛ばした部分もあるとは書いたものの、全体的に読みやすいと感じた。何らかの計算が出てくると、その都度、計算のもとになる例が分かりやすかった。

株式投資に少し興味を持ち始めたけどまだ実際に着手はしていないこの段階でも読み進めやすかった。実際に少しでも始めた後に読み直したらさらに吸収できることがありそう。

この本が書かれた当時、トヨタ自動車の株価が3000円との記述があって、現在はどうなんだろうと検索してみたら、倍の6000円以上で驚いた(勘違いでなければ)。

コメント